2011年4月12日火曜日

六条の御息所は怖いです

天王川公園の枝垂れ桜が満開です。
藤の蕾もふくらんでますので、予定通り、藤まつりが始まる頃には開花しそうです。

津島屋ではもう、まちあそびの準備が始まっています。
例年まちあそびに合わせて、7月の天王祭りの置物能人形を飾らせていただくのですが、
今年は、出し物に関係なく、「巴」の巴御前と「葵上」の「鬼面の六条の御息所」を展示されました。

巴御前は、木曽義仲の奥さんで、武芸秀でていたと言われる女性です。
六条の御息所は、源氏物語の中で、光源氏に恋慕するあまり、怨霊となって光源氏の正妻の葵上を祟る女性です。今回の人形では鬼の面を付けています。

鬼の面でありながら、その心情のわかる人にはとても悲しそうに見え、心当たりのある男性にはとてもとても怖く見えるらしいです。(笑い)
見る人によって違うところが、能、能面の奥深いところですね

どちらも、強い女の人です。この大変な時代には強い女が似合います。WAYA


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